先生にキス〈2〉
「もう…心臓が破裂しそうです。いっぱいいっぱいなんですけど……。」
手を精一杯、扉に伸ばすものの、先生にもっとギュッと抱き寄せられ、鍵から手が遠退く。
「大丈夫。どんなにドキドキしても、心臓は破裂しないから。」
「そんなこと分かんないじゃないですか…!!」
も〜!!
「もっと和丘をドキドキさせなきゃな…。」
先生は、耳に吐息をかけながら、話す。
耳が熱を帯びているみたい…。
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