危険な同居生活
黒煙が所々から空へと昇っていく。


大きなビルが崩れて、瓦礫の山がたくさんできていた。


「なんなんだ?これはー!」


人の姿は、すでに発見できないけれど、置き去りにされたいろんな車が、必死さを表すように感じた。


「おやおや、ミカじゃない?それに、落ちこぼれの天使まで一緒だなんてねぇ」


妖艶な女性の声がどこからか聞こえてくる。しかし、辺りを見渡してもそのような声の持ち主は見当たらない。


「ミラ…アンタ何しにやってきたのよー!」


唇をギュッと噛みしめ晴れ渡る上空を睨みつけるミカさんを見て初めて俺は気づいた。


声の主は空か。


上空に視線を向けると眩しいながらも、大きな羽をバサバサとされている人物を発見。


ミカさんの言葉から推理すると知り合いなのか?


上空にいる人物は、バサバサとさらに羽を動かして俺達のいる地へとゆっくり降りてきた。
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