危険な同居生活
強く打った衝撃で、まともな人間に生まれ変われたらと願ってみたが、何の変化もない。


痛みだけが、残る形となってしまった。


ズキズキする頭を押さえながら、もぞもぞとテーブルの下から移動を始めて、今は無き壁から、這いつくばって外へ出た。



つい、名前を呼ばれたから……。


「田中さん!きちゃダメです!」



声の主は、間違いなくミサさんのモノだった。
しかし、辺りを見渡してもミサさんの姿は無い。


あるのは、数台のパトカーと警官のコスプレをした人が十数人ぐらいだけ。



「そこの宙に浮いている二人!今すぐ、降りて来なさい!」


宙に浮いている二人?


嫌な予感百パーセントの中、俺は、恐る恐る、上空を見上げた。


太陽の光が眩しく、上手く見れなかったが、間違いない。ミサさんと、もう一人の女性が向かいあって浮いていた。
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