蝶々結び
何っ……!?
『七星』って呼び捨てだしっ……!
笑顔で『可愛い』って……!?
パニックになったあたしは、視線を泳がせた。
「優子が言ってたんスよ♪」
「優子!?」
「俺、優子の弟なんスけど……」
「えぇーっ!!?」
「マジで知らなかったんスね……」
白田君はため息混じりに言って、あたしを見た。
「だって、そんな話聞いた事なかったしっ……!」
「俺の名前知ってます?」
「白田君……」
「じゃなくて!下の名前!」
白田君の名前がわからないあたしは、俯いてしまった。
「やっぱり……」
「ごめんね……」
ガッカリした素振りを見せた白田君に、小さな声で謝った。
二人だけの生徒会室には、気まずい空気が流れていた。
『七星』って呼び捨てだしっ……!
笑顔で『可愛い』って……!?
パニックになったあたしは、視線を泳がせた。
「優子が言ってたんスよ♪」
「優子!?」
「俺、優子の弟なんスけど……」
「えぇーっ!!?」
「マジで知らなかったんスね……」
白田君はため息混じりに言って、あたしを見た。
「だって、そんな話聞いた事なかったしっ……!」
「俺の名前知ってます?」
「白田君……」
「じゃなくて!下の名前!」
白田君の名前がわからないあたしは、俯いてしまった。
「やっぱり……」
「ごめんね……」
ガッカリした素振りを見せた白田君に、小さな声で謝った。
二人だけの生徒会室には、気まずい空気が流れていた。