蝶々結び
それでも、二学期の空き時間にコツコツ纏めていたから、早ければ今日中には終わる。


文化祭の資料を、過去の物からノートに書き写していった。


年間毎の資料とは別に、行事毎の資料も作っておく。


そうすれば、行事の時に過去の資料を探さなくても済むから…。


これは、あたしが昨年から取り組みたかった事。


副会長になった時、過去の資料を探すのにすごく苦労したから…。


黙々と資料を纏めていると、いきなり生徒会室のドアが勢いよく開いて…


驚いたあたしは、咄嗟にドアの方を見た。


「白田君!」


ドアの傍に立っていたのは、息を切らした白田君だった。


「良かった……。まだいてくれて……」


彼はそう言うと、笑顔で歩み寄って来た。


「どうしたの……?」


あたしは、目を見開いたまま尋ねた。


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