蝶々結び
「優子から、七星さんがここにいるって聞いたんスよ!」


「優子から?」


目を見開いたまま訊き返すと、白田君は小さく頷いた。


「てか、生徒会の仕事があるなら、ちゃんと言って下さいよ!」


少しだけ呆れたように笑った彼が、あたしの前の椅子に座った。


「あっ、ごめんね……。でも、これはあたしが個人的にやってる事だから、わざわざ言う事もないかなって……」


小さく笑いながら謝ると、白田君は真剣な表情であたしを見つめた。


「それでも、俺にだけは声掛けて下さい」


真剣な眼差しで真っ直ぐ見つめられて、思わずドキッとしていた。


「は、はい……」


白田君に圧倒されたあたしは、相手は後輩なのに敬語で返事をしてしまった。


すると、あたしの顔をじっと見つめていた彼が、どこか楽しそうにクスッと笑った。


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