蝶々結び
「そろそろ行かなきゃ……」
時計を確認してから、小さく呟いた。
「あぁ。俺は後で行くよ」
「うん、じゃあ……」
寂しさを隠して笑顔を見せ、上杉先生に手を振ってから踵を返したけど…
「七星……」
すぐに名前を呼ばれて、パッと振り返った。
「どうしたの……?」
あたしが小首を傾げると、上杉先生は笑顔で口を開いた。
「ツライ思いすると思うけど、絶対に負けんな!」
「うん」
笑顔で頷くと、上杉先生が柔らかく微笑んだ。
「七星!」
それから、先生は優しい声であたしを呼んで、満面に笑みを浮かべた。
「俺はお前が好きだ!」
「あたしも先生が好きだよ!」
あたし達は、クスクスと笑い合った。
程なくして上杉先生にもう一度手を振って、教室に向かった。
時計を確認してから、小さく呟いた。
「あぁ。俺は後で行くよ」
「うん、じゃあ……」
寂しさを隠して笑顔を見せ、上杉先生に手を振ってから踵を返したけど…
「七星……」
すぐに名前を呼ばれて、パッと振り返った。
「どうしたの……?」
あたしが小首を傾げると、上杉先生は笑顔で口を開いた。
「ツライ思いすると思うけど、絶対に負けんな!」
「うん」
笑顔で頷くと、上杉先生が柔らかく微笑んだ。
「七星!」
それから、先生は優しい声であたしを呼んで、満面に笑みを浮かべた。
「俺はお前が好きだ!」
「あたしも先生が好きだよ!」
あたし達は、クスクスと笑い合った。
程なくして上杉先生にもう一度手を振って、教室に向かった。