【君のカラダに接続中】

『団子さん。』


「あっ…、はい。」


『子供さんがエイズに感染する可能性があります。

 今日から、消毒管を体の中へ通します。

 かなり、

 危険な手術です。

 団子さんは、

 子供を産みますか?

 それとも、

 おろしますか?』



ドクン....。


あたしが…赤ちゃんを…産む。



そんなどうしようもない事実を急に突きつけられ、
あたしは戸惑うことしか出来なかった。



< 324 / 350 >

この作品をシェア

pagetop