ぼくの太陽 きみの星
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熱って、頭がぼぅっとして、ある種心地よい。

自分のベッドで気持ちよくうとうとしてたら。


ふと、指を握る暖かい手に気付いた。



(鷹耶――?)



握られた手をぎゅっと握り返す。



(大好き――)




「未怜ちゃん?大丈夫?」



心配そうな声に、突然我に返ってがばっと起きあがった。



「たっ琢磨くん……?」

「あ、ごめん、いいから寝てて。

風邪引いたって聞いて……様子見に来たんだ。

大丈夫?」


慌てたように言う。


「えっと、こんなの買ってきたんだけど……

風邪のときにこんなの食べられるかな?」
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