仔猫彼女~The Best Love~








そのとき、




悪魔と目があった。





あんなにあたしをひどい目に合わせる冷酷な奴なのに


その眼はまっすぐに輝いていた。





「大丈夫か?」





語調は冷たいのに、


なぜか温かい感じがした。




「うん・・・。」




あたしは精一杯の声で言った。





「今日はきつかったみたいだな。
早く帰ってしっかり休め。」




冷たく言ってるようだけど

なぜかいつもとは違う芯のある感じはなんだろう。






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