%コード・イエロー%
火照りかけた体は、あっという間に落ち着きを取り戻す。
と思えば、今度は手足の先が感覚をなくした。
氷のように、冷たい。
「裁判になったカルテが、なぜ今更必要なんだ。
まさか、いまだに決着がついていないってわけじゃないだろう?」
是とも否とも答えられなかった。
確かに裁判はとっくに終了している。
刑事、民事、両方の裁判とも。
けど。
「心の決着が。
私の納得いく答えが見つかってないんです」
この20年、誰にも言ったことのない私の心の奥底にあるもの。
そう。
姉は、なぜ死ななければならなかったのか。
当時は、理解できなかった。
裁判のために、奔走する両親。
世間の非難や中傷。
どうして、自分の家族だけが、そんな目にあうのか。