俺様☆姫様★王子様 【完】
公私共に仲の良い俺達は当然タメ語だし、何でも話せる親友みたいなもん。
「もう今日は無理。俺まで裸で居る必要あった?紗那さんだけでよくね?」
「まぁ確かにな。でも最近の紗那はお前を見る目が違うから、あの子の策略かもな♪」
「策略って……。でも俺も狙われてる感はある。この前のポスター撮りん時も誘われたし。」
噂をすればなんとやら。
紗那が笑顔でこっちに歩いてくる。
いや、来なくていーし。
「ほら、また来たぞ♪」
名波!!
楽しそうに笑ってんじゃねぇよ。
俺は早く帰りてぇんだ。
マネージャーだろ、何とかしろよ!!
そんな俺の胸中を知る由も無い紗那は、案の定俺の前に立ちはだかる。
「レンごめんねぇ♪あたし、レンとベッドシーンなんて恥ずかしくって上手く出来ないの♪」
は?なんですか?
何て言って欲しいわけ?
とりあえず作り笑いでごまかす。
「気にしないで下さい♪俺も緊張してたし。」
全然してねぇよ。
心にも無い事を言うのは馴れてるし。
「そぉなのぉ!!レンも緊張とかしてくれるんだぁ♪あたし、レンじゃなきゃベッドシーンなんて無理だよぉ♪」
……そうきたか。
マジ、うぜぇ女。