俺様☆姫様★王子様 【完】


って!!


バイクって体が超密着するじゃない!


やだやだ!!


要くんの背中にくっつくとか、腕を巻き付けるとか

絶対無理だし!



後ろに乗ったはいいけど、背筋をピンとしたままのあたし。

だって……


それはちょっと…気まずいし。

一向に姿勢を変えないあたしに、ヘルメットを被りながら要くんが振り向いて


「死にたい?」


なんて笑顔で言うから


「めっそうもない」


仕方なく、ホントに仕方なく要くんの腰に掴まった。


そしたらグイッと手を引っ張られて、要くんのお腹辺りでクロスさせられた。


「ちゃんと持ってなさい!マジ危ないから!俺…」


って。

今度は前を向いたまま怒られてしまった。

最後の゛俺゛は、めちゃくちゃ小さかったけど。


「すいましぇん;」


ふてくされながらだけど、一応謝っておこう。

まだ死にたくないし。


って思ってたら、




ブォン…



いきなりエンジンかけて



ブォーッ…



いきなり発進した。





ホントに死なない?
大丈夫…?


要くんに掴まりつつ、あたしは命の危機を感じた;;


運転…下手くそ。



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