俺様☆姫様★王子様 【完】
そんな放心状態のあたしに、気づいたのか気づいてないのか、要くんが突然
「へぇ~」
って冷たい感じで一言放った。
そして次に…
「じゃあ俺も、姫華ちゃんと付き合っちゃお!」
なんて言うから。
「はっ?」
思わず我に返って隣の要くんを見た。
………凄く挑戦的な瞳で、蓮を見てた。
っていうより、睨んでる…?
あたしと蓮の関係を知ってる筈もない要くんが、どうしてそんな目でレンを見てるの?
憧れてるんじゃなかったの?
蓮も琉奈も見る気がしないあたしは、要くんしか目のやり場が無くて、暫く黙って見てた。
「俺たちお似合いでしょ?ま、レンさんほどじゃないけど。
俺は姫華ちゃん一筋だし?」
なんか……凄くトゲがある言い方…。
「今まで色んな女のコ見たけど俺、姫華ちゃんはマジなんですよ。」
そして…
「俺は誰かさんみたいにすぐに他の女に乗り換えたりしねぇ」
要くんらしくない、凄く低い声を出して、蓮を睨み付けた。