俺様☆姫様★王子様 【完】




聞きたい事は山のようにあったのに、あたしに鍵を渡すと、


「じゃあね!」


と言って、螺旋階段へ続く扉を開け、松倉先輩はあっという間に姿が見えなくなっちゃった。




あ……。



ちゃんとお礼言うの忘れてたよ。
明日また会えたら言わなくちゃね。


こんな広い学園内で会えるのかわからないけど。




そんな事を考えながら、職員室から借りて来た合い鍵を差し込み、金色のドアノブに手をかけた。





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