俺様☆姫様★王子様 【完】
「あのさぁ……」
ドキドキ
はっ?今ちょっとドキドキしなかった?
「姫華って……」
ドキドキ
やだっ!!
またドキドキした?ムカつき過ぎてあたしの心臓壊れちゃったの?
こんな性悪男にドキドキするなんて、ありえないってば!
「……重いのな。」
は?
重い?何が?
まさかあたしが重いとか言ってる?
自分で乗せておいてなんて失礼な!!
「重くて悪かったわね!あんたのせいで座っちゃっただけです!」
怒りながら立とうとするあたしの腕を、また偽レンに掴まれた。
また目をキラキラさせてるし。
多分この笑顔に騙される女の子多いんだろぅなぁ。
だけどあたしは違うんだから!!
「だから、なに?!」
あ~ムカつく~!!
早く出ていってくれないかなぁ。
こんな事されてる意味が全然わかりません!
「もうっ、ホントに帰って下さい!!」
強気で言ってやるんだからね!
「嘘だって。」
「なにがっ?」
「全然重くねぇから。だからチューして?」