俺様☆姫様★王子様 【完】
「へぇ、ピンクか。結構エロいな♪そんなに襲って欲しいのか?」
「べ、べ、べ、別にエロくないし!!それにあんたなんかに襲われたくありません!」
「言ってくれるねぇ。この状況分かってて言ってんの?」
しまった。
あたし、完璧不利じゃない。
手足をバタバタさせてもがいてみたけど、やっぱり男の人の力と重さには敵わなくって……。
あっさり両方の手首を掴まれて、あたしの上に覆いかぶさってきた。
ヤダヤダヤダヤダ!!!
こんなやつにヤられちゃうなんて、絶対ヤダ!!
段々と近付いてくるニヤついた偽レンの顔。
あたしは恐くて目をきつく閉じた。