俺様☆姫様★王子様 【完】



起こさないように、ゆっくりドアを開ける。



……!!!



おいっ!?

お前、どんな寝かたしてんだよ!



部屋の真ん中にある茅付きのベッドで、まるまって寝息をたててる。



茅のレースが邪魔で、はっきりとは見えないが、明らかに何も掛けずにベッドの端っこで、ちっこくまるまってる姫華。



足音をたてないようにして、静かに近づいてみたら、やっぱり何も掛けていない。



悪い事した……。




反省した俺は、また静かにリビングへ戻って布団を取りに行った。



そっと姫華に掛けてやる。



規則正しく寝息をたてるコイツを見てると、何だか癒されてる自分に気付いた。




………可愛い顔してら。



きゅん





はっ!!

俺、今きゅんってなった?
いや気のせいだろ。


コイツみたいなちっこいのタイプじゃねぇし。




とか思いつつ、すべすべしてそうな白い頬っぺたを指の甲で撫でてみた。


気持ちいい……。







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