Sommerliches Doreiek〜ひと夏の恋〜

「きゃああー。遅刻、遅刻ー。」

何でか私は拓哉が来ないと遅刻しそうになる。

「なんで、拓哉来ないのよー。もう!!」

いつも通りの八つ当たり。

私ってば……

ぼんやり薄暗い曇り空。

雨でも降るのかもしれない。なんてこと考えてたら真面目に遅刻しそうになって、全力で走りだした。



< 54 / 195 >

この作品をシェア

pagetop