もう一度名前を呼んでほしい
「実は……君に謝ろうと思って…この間、君が僕にタオルを投げつけた日。あの時の君の顔がどうも気になって…。」

先生は今どんな顔をして話しているのだろう。
私はどんな顔して話を聞いてるのだろう。
「僕が忘れているだけで、君は僕の事を知ってるんじゃないか?」

「!!」

「実は僕2年前に事故に合ってね。まぁ、自分が引き起こしたらしいけど…。」

「事故…」
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