坂口美里とガルダスト


「!」


 どこかに飛び出る感覚が私を襲った。


 目を閉じていても、光が差しているのが分かる。


 上も下もハッキリしているし、声を出すのも億劫ではない。


 私は、恐る恐る目を開けてみる。


 真っ先に映ったのは、さんさんと照りつける太陽の光。


 そして、青々と生い茂る草花に、規則正しく並べられた緑の木々たち。
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