恋愛ごっこ
 そして家に走りながら帰った。

 もう嫌だ
 信用したあたしがバカだったよ
 もう友達なんていらない
 友達なんてできてもすぐ裏切るもんだよ。

 ―麗菜は?―

 ・・・・・
 頭の中にこの言葉が浮かんだ
 ・・やっぱり謝ろう。
 
 その日は眠れなかった
 
 そして朝・・・・
「優希!またアンタは・・・・って・・どうしたの?目!」
「はぁ?」
 洗面所に向かう
「うわぁ・・」
 目が重く腫れていて一重になっている
「ブッサイク~でも学校行かなくちゃ。」
「眠れなかったの?」
 母さんが心配そうな顔をしている
「あ~・・うん。」
「何かあったの?」
「何もないよ」
 そう言い家を出た。
 
 気づいたら麗菜の家の前。
 ちょうど麗菜が出てきた。

「・・!」
 麗菜はおどろいた顔をした
「ごめんなさい」
 あたしは謝った
「優希・・」
 麗菜はあたしの側に駆け寄った
「あたしの方こそごめんね・・ひどい事言って・・」
「ううん・・今日放課後話せる?」
「いいよ。一緒に学校いこ?」
「うん・・ありがとう・・」
 
 よかった・・麗菜は・・・麗菜は、友達じゃなくて
 『親友』だよね。あたしは心からそう感じた。

 そして教室に入ろうとした時
 えみりの声が聞こえた

「それでね~先輩に呼び出されたの!まじだるかったぁ~それでぇ、『あれは優希があたしの代わりに書いた』って嘘ついたの~!ギャハハハ!」

 あたしの中で何かプツンと糸が切れる音がした。
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