森で暮らす人々



子宝に恵まれなかった私達にも
息子も孫もできた


正雄さんの死後
森野くんは店を継ぐと言ってくれた


私ももう先は長くないだろうけど
一所懸命働く森野くんと
店で笑っていてくれる客がいれば
安心して死ねる

こう言うと森野くんは悲しむけれど。



きっとこの街はずっと変わらない



そう思って笑いながら
調理場から鳴る口笛を聞いていた


< 18 / 18 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

雨のワルツと月のダンス

総文字数/7,329

青春・友情28ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
女にモテたくて? たまらなく好きなバンドがいて? 地味な自分を変えたくて? アニメの影響で? これが僕がバンドを始めた理由。 青春バンド小説です
くだらない話

総文字数/3,001

その他16ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
くだらない話です なんでもない なんにもない ただの日常 ただの話を書いていたい 基本的に1ページ完結の予定
世界の終わり。

総文字数/4,288

青春・友情17ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
僕は世界の終わりを確信した。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop