Cスクール～崖っプチの１５歳～

「いちゃつきやがって」

「見ない方がいいよ……恐いから」

ルイの声が震えていた。

寒いのかもしれないと思い、オレは持っていた学ランを彼女の背中にかけた。

「あっありがとう」

驚いた顔でオレを見上げる彼女は無性にかわいい

エレベーターは上へと登っていくと３階で扉が開いた。

いちゃつきカップルはずっとエレベーターに住んでいるようで降りることはないようだ。

ルイが降りる後姿に、俺はついていった。