Cスクール~崖っプチの15歳~
「真ん中空いてたのに」

オレの性格は、本当は欲しいものは奪うタチなのかもしれない

「オレはここが好きなのじゃあおやすみ」

いつものようにふて寝すると、チャイムが鳴った。

大嫌いなセンコーが現れ、授業を始める。

 どの授業もつまらない
 だからオレはずっと寝る

奴らもオレの存在なんて内申を下げれば済むだけで気にもとめない。

 どうだっていい

かわいい子やおりこうさんだけに気をとめて、はみだしモノは厄介払い。

 そりゃそうだ。先生も人間、面倒くさい奴はどうだっていい。

どうせ親がどうにかしないかぎり、問題児は先生にはどうにもできない。

分かっているから先生はオレのような存在を無視した。
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