Cスクール~崖っプチの15歳~
心臓が飛び出しそうなくらい。驚き、顔が熱くなった。

ちゃんと面と向かってお互い別れを告げていないため、昔の片思いに戻ったようなそんな心地がした。

 彼はどう思っているんだろう?

やっぱり私たちは目が合ってしまう。

 意識しすぎだよね……

リサのトイレが終わると、私たちは席に戻った。

「村上いたね~ルイ顔赤いよ?」

「そ、そんなことないよ。はぁ~」

ため息をつく私にリサは笑っていた。

「忘れられないんなら、今度はルイからコクればいいじゃん!?」

考えたこともない提案に私は飛び上がる思いでいた。

「コクる!? ひゃ~」

声がでかかったため、思わず自分で自分の口をふさいだ。
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