Cスクール~崖っプチの15歳~
「このまま、ずるずる引きずるよりさ~、きっぱりさっぱりコクっちゃえば楽になるよ~」

これは悪魔のささやき。リサは悪魔だ。

ただ、告白するというイベント事を楽しみたいだけなのだ。

でも、私はカバンの中のプレゼントを渡すだけはしたいと思っていた。

渡すだけで気持ちは伝わる。

 きっと…… 

 やっぱり私は卑怯な人間だね……


新幹線の中での出来事以外、特に変わった事はなく、修学旅行は順風満帆な時を刻み続けた。

だけど、ホテルは悲しいくらい広かった。

 全員集会でしか会えないな

色んなことを考えていたら、お腹が痛くなった。

私は緊張のせいか……便意を我慢したのだ。
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