Cスクール~崖っプチの15歳~
公園のベンチに彼は座った。

街灯がスポットライトのように照らしているため、恥ずかしくて座るのをためらった。

「だってジャージだったんだもん」

「座らないの?」

立っているのもおかしいので
彼の横にちょこんと座った

「オレはありのままのおまえを知りたいけどな」

「やだよ~だって歯に青のりつけてたらどうする?」

「おまえ青のりつけてたの?」

彼は含み笑いをしながら言った。

「違うってば例え話し」

「ちょっとイイーしてみ」

「やだよ」

口をつぼめたその時
彼の顔が目の前にきた
街灯が彼の瞳をギラつかせる
< 162 / 228 >

この作品をシェア

pagetop