飛べないカラスたち
*
身体中汗をかいて気付けばまた一夜を明かしていた。
熱っぽさはなかったものの、身体のだるさは変わらずに圧し掛かっていて、ルックはだるそうに起き上がると風呂に入って、出かけた。
学校にも通ってない二人は、いつもあの裏路地にいるか、金や食料の調達に行っている。
丁度その日は裏路地で話をしていたようで、久しぶりに顔を出したルックを驚いたような顔で迎えた。
「カインじゃねぇか!どうしたんだ?暫くこなかったけど」
「うん、風邪引いて」
「風邪かぁ…もう大丈夫?」
うん、とルックは短く答えると二人にニュースで見たことを伝えた。
家には風呂を入る時に帰るくらいの二人はニュースを殆ど見ていないのである。
それを聞いた二人はいささか緊張した面持ちで膝に肘を当てて、頬杖を付いた。
「……捕まるのかな、俺たち」
セイの静かな一言に、自分たちがした罪の重さを感じる。
「逃げようぜ!あの時盗んだ金、まだそんなに使ってないだろ?」
リクは立ち上がるとそういってポケットを探りあの大量のお金を取り出す。
しかしセイもルックも家に置いてきたようで、持ってはいなかった。
身体中汗をかいて気付けばまた一夜を明かしていた。
熱っぽさはなかったものの、身体のだるさは変わらずに圧し掛かっていて、ルックはだるそうに起き上がると風呂に入って、出かけた。
学校にも通ってない二人は、いつもあの裏路地にいるか、金や食料の調達に行っている。
丁度その日は裏路地で話をしていたようで、久しぶりに顔を出したルックを驚いたような顔で迎えた。
「カインじゃねぇか!どうしたんだ?暫くこなかったけど」
「うん、風邪引いて」
「風邪かぁ…もう大丈夫?」
うん、とルックは短く答えると二人にニュースで見たことを伝えた。
家には風呂を入る時に帰るくらいの二人はニュースを殆ど見ていないのである。
それを聞いた二人はいささか緊張した面持ちで膝に肘を当てて、頬杖を付いた。
「……捕まるのかな、俺たち」
セイの静かな一言に、自分たちがした罪の重さを感じる。
「逃げようぜ!あの時盗んだ金、まだそんなに使ってないだろ?」
リクは立ち上がるとそういってポケットを探りあの大量のお金を取り出す。
しかしセイもルックも家に置いてきたようで、持ってはいなかった。