焦れ恋オフィス
のろのろと部屋に戻りベッドに潜りこむと、涙が止まらなくて。

声を殺して明け方まで泣いた。

私の事大切じゃないの?
私を愛してないの?
いらない子なの?

ずっとずっと予感はあった…。

そう。

私が泣いて夜明けを迎えてから一か月後、父さんと母さんは離婚して、私は母さんと家を出た。

私はいらない子?

私はどこにいればいいの?

誰が私を愛してくれるの?

私の居場所はどこ?

誰か教えてよ…。

< 199 / 312 >

この作品をシェア

pagetop