3つ感情をなくした彼女〜左耳にピアスの穴




翌日、ミロクは二週間振りに登校した。恭介とは教室に入っても喋るどころか挨拶もしない。



周囲の生徒は誰ともつるまない一匹狼で通ってるので、恭介と仲良くする姿を見せるのが許せないプライドが邪魔をしている。



昼休みも校庭の自販でレモンミルクティーを買い、ベンチに寝転がり空を眺める。



一瞬眼を閉じ、再びまぶたを開けると景色が暗くなり恭介のキラキラ眩しい瞳だけが視界を奪った。



「どうわっ、てめぇ顔近えんだよバーロー!あと一歩で史上最悪最低の男同士キスするところだっただろうが!」



さすがに冷静さを欠き、飛び上がって慌てふためくミロク。



「この野郎、俺はアッチじゃねえぞ!女の子大好きじゃあ」



「俺もだわっ、変な誤解止めて。てかお前がキレるなよ」



こいつと居るとマジでペースが乱れるわあ。



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