甘々ちょこれーと 〔短〕



「橋川!いつもサンキューな!」
「全然です!マネージャーですからっ」
清水先輩の、もも上げトレーニングに付き合ってる私。
全然です。とか言ってるけど本当は本当は…涼くんの走りを見ていたかった。

「よしっ!もも上げ、100回終わった!」
清水先輩が言った。
もう1月下旬なのに、清水先輩はうっすら汗をかいている。

「お疲れ様です!!」
私はタオルとドリンクを渡しながら声をかける。

「ありがと。お前はもう涼んとこ行っていいぞ☆」
先輩はニヤニヤしながら言う。
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