愛する故に…
遊園地に着いた4人はあっちに行ったり、こっちに行ったりしながら
施設にある乗り物を乗りまくり、食事をしたり お茶をしたりと
有意義な一日を過ごした。

一日中 遊びまくり、日も落ちてきたので2つのカップルは
観覧車に乗ることにした。
もちろん 別々に。
美結は篤士さんの手を引っ張って観覧車に乗り込む。
それに続いて、私たちも乗り込んだ。
最初は園内のイルミネーションに喜ぶ美結達も次第に恋人らしい
雰囲気になり、イチャイチャしている。
私たちも突っつき合ったり、手を握ったり・・・
2人で居る時間を楽しんだ。
そして、どちらからとも無く 口付けを交わす。
私は、永遠のような 夢のような幸せな時間を今過ごしている。
賢悟を好きなんだ。。。
きっとずっとこんな幸せが続くんだ。

「愛してるよ。椿」

そう、その言葉を待っていた。
私は嬉しかった。
恋人同士なんだって実感出来た。
夢のような一周は終わり、
ガチャ!
扉が開いた。

外に出ると美結がまた目をキラキラさせながら待っていた。

「椿ちゃん♪  ・・・ラブラブ出来た?」

美結の言葉にさっきの賢悟の言葉や仕草、温かさを思い出して
顔が一気に熱くなる。
私の様子を見て、美結は腕を突っついたりと面白がる。
そんなやり取りを見て、篤士さんが

「美結。椿ちゃんが困ってるだろう」

苦笑いをしながら言う。
賢悟も女2人のやり取りを見て、テレて顔が赤くなる。

こうして、Wデートは楽しく終わり、4人で会う機会も増え、
男同士で遊んだりと4人にとって幸せな時間が過ぎていった。

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