カレカノ
屋根のあるテーブルまで近くだと思ったのに歩けば結構な距離で、着いた時には息も上がり慶太は柚葉に飲み物を手渡し椅子に座ると空を見上げた。
「天気が良ければ最高なのに」
お茶を流し込み一息つくとバッグを漁る慶太を見つめた。
「何か探してるの?」
「いや…昼まで時間あるしキャッチボールでもしたいなって」
「えぇ!キャッチボール?出来るかなぁ」
不安げな柚葉をよそに取り出したボールを握り締めた。