カレカノ


…―眠りから覚め見慣れない天井を眺め朱希の家と認識するのに時間がかかってしまった。



時計は眠り始めてから4時間は経っていた…



「…寝過ぎでしょ」



思わず自分で自分にツッコミを入れてキョロキョロと部屋を見渡す。



「朱希…はいないよね…麻希ちゃんて子と約束あるって言ってたし」



あの朱希の事だ…



おばさんが帰って来ればあたしの事情を話して出かけるに決まってる。



あたしなんかより聖ランのマドンナの方が大事だよね…



やっとこぎつけた約束だって自慢気だったし…



すると階段を上る足音が聞こえ少し構えて身なりを整え待った。



ドアがゆっくりと開き顔を覗かせたのは思った通りおばさんで…



ベッドから体を起こしている柚葉に驚く。



「柚葉ちゃん!大丈夫?驚いたわよ!何か欲しいのない?」



< 62 / 240 >

この作品をシェア

pagetop