魔法使いですが、何か?

「脳なしとは何よ!!?
この鈍感男っ!!!
ちょっと!叶羽!!
こんな男ほっといて
買い物にでもいきましょ!
あぁ!もうっ
昴なんか300mの崖から落ちて
三回転半ムーンサルトして
ぐるぐる回りながら
見事、無事に
体操選手もびっくりな
着地をすればいいのよー!
それで皆にちやほやされれば
いいのよーーッッ!!」


意味わかんねーーーッッ!!

つか体操選手も
そんな事しねぇよ
それはスタントマンの仕事だ!

ミッシェはバッと叶羽の
手を取りその勢いで
扉を乱暴に開け
街に駆け出して行った

竜巻が発生して
去っていったようだった

「何なんだアイツは……」

「女心は変わりやすいものよ
その辺ちゃんと心得ないと
これから苦労するわよぉ」

オバサン特有の
何かを含んだような
ニヤニヤした笑みを浮かべ
いそいそと厨房(?)に
入っていった

……女心、ねぇ


僕には関係ないものの様に
思っていたが……

いや、

やはり
関係ないや

僕は
女心を知った所で
女性に優しくする機会など
ない筈だ

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