ダメになる前のアタシ



イジメは男の子3人から受けていました



忘れもしないリーダー格の上田
そして ドラえもんでいうところの スネオ的存在 佐々木
もうひとりは金魚のフンのようにして2人についていた A(名前忘れたので…っても皆 仮名です)



小学1年の時のアタシが思ってたので 実際壮絶かどうか分かんないですが… 壮絶でした


授業中 尖った鉛筆の先っこで背中や腕を つつかれたり 牛乳ひっくり返されたり わざと踏んだワケでもないのに…後ろからすごい勢いでタックルしてきたり


そりゃあ 小1で そんなイジメにあえば 学校に行くのもイヤになります



なのに アタシの母親は“やられたら やり返し!”と言って無理矢理でも学校に行かせました



本当に学校に行くのが 嫌でした




学校に行くのがイヤだったアタシは 家から出て行く事さえ ダメでした…


そんなアタシを家から出させ ストーカーの様に一定の距離を保ちながら アタシの母親は学校までついて来たのです


アタシの母親は 本当に勝気な性格で男勝りな人です


どんな事があろうが 自分が思ったら 思った通りに進んでいく人だったので… そんな母親に勝てるワケがありませんでした



こんな母親に育てられたアタシ たくましく育ちました


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