年下俺様王子LOVEキッス

震える指先と彼の笑顔




―――――
――…


「着いたよ!」


『着いたっつっても…』

苦笑いを浮かべながらわたしを見る彼。


「大丈夫!ここの川沿い、凄くいいんだよ。空気も綺麗で…たまにゴミ捨ててく人もいて困るんだけど。」

そう言って大翔くんの方を見ると「さ、食べよ!」と言って草原にさっき買った食べ物を広げた


トクンッ…トクンッ…


気まずい‥‥


あれから何分経ったんだろ…


「ねぇ。大翔くんて、何歳なの?」


視線を上げていちごサンドをくわえながら彼を見つめる。


『…………17。つーか、良く食うな』


「えっ、ごめん!」


『謝んなよ、食う女‥嫌いじゃねぇし。』


フッと笑いながらクシャッと頭を撫でられる


ドクンッ


高鳴る鼓動。震える指先。


そんなのって…反則だよ…。


大翔くん――…



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