~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王
 で、と藍奈は負のオーラを発散させながら茜へ尋ねる。

「アンタ、赤点いくつだったの……?」

 尋ねた瞬間、茜の表情が一気に暗くなっていった。昼から夜への時間遡行である。

「数学の二回目と……、化学で、二つです……。どうせ物理も赤点です……」

 ああ、そう、と藍奈は救われたような虚しいような気分にさらされる。藍奈は数学二回目は五十七、化学は三十二のギリギリで赤点ではなかったが、心の中でそっと告げる。
 たぶん、わたしも物理赤点だわ……、と。

 低レベルな会話だった。
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