~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王
 着地していた、という表現は正しいのだろうか。
 人間業とは思えない。
 Code.0005が着地した地面は、まるで隕石でも落ちてきたかのように深く抉(えぐ)れ、半径三メートルほどのクレーターを形成していた。

「ウソだろ……オイ……」

 さらに驚くべきことに、“その手には傷一つついていなかった”。
 硬いコンクリートの地面を素手で粉砕してなお、その手にはかすり傷一つついていなかった。

「なんださっきのは……」

 そして見てしまった。麟紅の右目、界流眼(かいりゅうがん)で。

 着地する寸前、そして瞬間。重力を除くすべての力が、進行方向、拳の先を向いていた。
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