~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王
 “女帝”の声をさえぎって、七人目の声が発せられた。

「“運命の輪(ホイールオブフォーチュン)”……」

「おいおい、今の今まで黙ってたから俺ぁてっきりお前は死んだモンだと思ってたぜ?」

「いちいち下品ですよ、君の言葉は。どうです、“愚者”?」

 突っかかってきた“塔”を軽くあしらいながら、“運命の輪”は“愚者”に提案した。

「……勝算は?」

「ありますよ。僕の駒を使えば、ね」

 “運命の輪”答えに、しばし“愚者”は沈黙し、

「……お前の駒、ねぇ……。まぁいいだろう」

 うなずき指を弾くと、たちまちロウソクの炎が消え、静寂が部屋を包んだ。
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