【完】俺の守護霊







しばらくして測定が終わり表示された数字を見ると、







38,6。








美緒が手を差し出して来たので、体温計を渡すと美緒は数字を確認する。







『あんまり下がってないよね…
薬ちゃんと飲んだ?』





「昨日の夜飲んだ」







『今日も飲んだ方がいいよね。
あ、何か食べないと…お粥作ったんだけど、食べる?』







「うん」






俺が頷くと美緒は「寝ててね」と言いながら部屋から出ていこうとしたので、
俺はまた美緒の腕を引っ張って美緒をベッドの上に座らせた。







美緒のお粥を食べる前に…きちんと謝らないと。






美緒の気持ちなんか考えず、美緒の言った嘘を信じて怒った事を。






美緒は無かった事みたいに触れないけど、やっぱり謝らないと。


















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