【完】俺の守護霊







「はい…?」






「こいつ、そろそろもう限界だ」






真山先生は美緒を指差す。







『ちょっと!こいつって言わないでよ』







黙って聞いていた美緒が真山先生に頬を膨らませながら言っている。






限界…か。







「明日の夜くらいに消えるな。だから、俺とはここでさよならだ」






『何で?明日も会えるでしょ?』






不思議そうに首を傾げる美緒。







「…ごめん。俺、明日休みだ」







もし本当に明日消えてしまうのなら、真山先生と美緒はここでお別れ…か。







「明日は川島にどっか連れて行って貰え」







真山先生は珍しく微笑みながら、優しく美緒に言う。






『…真山先生ぇ…』







美緒は椅子から立ち上がると、
真山先生の方へ歩いていく。





















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