【完】俺の守護霊







…全部思い出すことが出来たのか。






「美緒…お前の名前は?」







「高梨美緒」







「歳は…?」







「17歳。高校3年生だった。

意識取り戻してからすぐに翔に会いに行きたいって思ってたの。
…だけど、事故で怪我してたから体中あちこち痛いし傷だらけだし…
歩こうと思ってもずっと歩いてなかったから思うように歩けなくて…リハビリして、大学受験して…でやっとここにこれた」








「3ヶ月くらい学校行って無かったんだろ?出席日数とか…大丈夫だったのか?」







「ギリギリ大丈夫だった。それに、テストでいつも良い成績だったから問題無かったし…

無事卒業できたんだけど、翔に見せたくて制服来てきたんだよ!」






美緒の制服に目をやると…







「お前…頭良かったのか?」







美緒の制服は、県一の秀才校と言われる高校の制服だった。


















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