太陽と花~思い出のひまわり~
すると私に気付いた太陽君は、私の方へ微笑みながら歩み寄る。



駄目だ・・・ドキドキしてきちゃった・・・。



「おはよう!」



「おっ、おはようございますっ。


あの、遅くなってすみませんっ!」



私は思いっきり頭を下げた。



「いいよいいよ。僕がちょっと早く来過ぎたんだから。」



そう言いながら私の肩に手を置く太陽君。



「あっ、あの!」



私は下を向いたまま、ケーキが入っている袋を渡す。



ん?何だかこれ・・・バレンタインに告白する女の子みたいじゃない?!



このまま、好きですっ!とか言っちゃってそう。



いやいや、だからありえないって・・・。



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