太陽と花~思い出のひまわり~
太陽と花~3日だけの恋人~
それから私は金曜日休みを取った。



麻里にも裕一にも軽井沢へ行くのは内緒。



2人には実家に帰ると言っておいた。



私一人東京にいる。



今から軽井沢へ向かう私。



不安と喜びが心の中でごちゃごちゃと入り交ざっていた。



軽井沢へ着くと、太陽君が待っている・・・わけもなく。



そりゃ、そうだよね。



今、もう喫茶店やってるはずなんだもの。



私はすぐに、太陽君の喫茶店へと向かった。



向日葵の黄色で遠くからでもすぐわかる。



とうとう来ちゃったんだ。



いったん立ち止まった私は、


「よしっ!」


と、自分に気合を入れた。



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