太陽と花~思い出のひまわり~
「なんとなく・・・そんな気がしてたんだ。


そいつの所に行くのか?」



もう、これは騙せないと思った。



「行かない。私は1人になる。


もう、自分を甘やかしちゃいけないと思ったの。


裕一がいながら、その人の方に少しでも傾いた私が自分で許せない。


だから・・・一人になる。」



「そっか・・・。


決意は固そうだな。」



「うん。」



「で、いつ、辞めるんだ?」



「来月の10日に。」



「そんなすぐなのか?」



「もう、課長には辞表を出したの。


相談せずにごめんね。」



「俺は・・・お前にもう何も出来ないのか?」



「本当にごめん・・・。」



私は謝るしかなかった。


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