─暴走族のお姫さま─



「…奈菜」



奈菜は休憩室のベッドで
眠っていた。



ベッドのまわりには
奏と那緒と叶が座っていた。



俺はすぐに
奈菜を抱き締めた。



「…奈菜…っ」



情けねぇ。



男なのに涙が
出てくる。



「奈菜…ごめん…」



奏と那緒と叶は
何も言わなかった。



「ごめんな──…」



そう言った時だった──…












「未來…」













次の瞬間。



奈菜は俺の心を
締め付けた。











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