私の秘密の旦那様
 「愛してるよ…渚」

今、自分の隣りで
すやすやと眠る
俺の可愛いお姫様に
  話しかけた。

   ついに…
大好きな渚と一つになれた。

マジで泣きそうなくらい
   嬉しかった。

まぁ…
男の俺は泣くわけに
いかないから少し堪えたけど(笑)


渚はまだ高校生だから
卒業するまでは
    おあづけだ…。

ハァ―…。
我慢できっかな…俺。

「…ん…ゆうやぁ…。」

「渚…?どうした?」

「スー…スー…」

なんだ寝言か…。


でも昨日の渚はいつも以上に
可愛いくて綺麗だった。

俺以外の男には
絶対あの顔は見せたくない。

…俺って渚に
いい歳してベタ惚れだな…。
…………やべぇ
また渚を抱きたくなってきた。
    だけど…

お義父さんや渚と
約束したし…
我慢してみせる…。

「ん―…ゆう、やぁ……」

ギュウ

「…生殺しですか?
   渚さん

それは反則、ですよ?」

「ん――…ス―………」

「ハァ…」

約束は…
必ず守ってみせる。

   でもこの時、

俺はとんでもない過ちをしてしまった。

これからの…
渚の人生を狂わすような過ちを………。


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