旦那様は社長

いつか終わるものなら、最初から愛なんていらない。


だから社長とだって結婚できた。


愛なんてあたしは求めてないから。


だけど今、あたしの中で何かが叫んでるんだ。


「光姫ちゃん?」


名前を呼ばれてハッと意識を現実に引き戻した。


「過去は忘れたいの。だから聞かないで?」


もう思い出したくない。


あんな悪夢みたいな日々は。


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